経済産業省オープンガバメント実現に向け大きく前進!

経済産業省がオープンガバメント実現に向け大きく前進!

2月16日10時〜12時に経済産業省にて開催された第24回産業構造審議会情報経済分科会を傍聴させて頂きました。その配布資料の1つに以下の記載を発見。

経済産業省は2月23日(火)から3月15日(月)まで双方向型議論サイト「アイデアボックス」の仕組みを利用して、「国民参加型ネット審議会」を開設することといたしました。ネット上で一般国民から、IT政策に関する御意見を募集します。アイデアボックスを通じた議論は、産業構造審議会情報経済分科会におけるIT政策の検討に活用していきます。経済産業省イデアボックスサイト( http://open-meti.go.jp )」
−以上、配布資料への記載内容−

気付いて「すごい!」と情報をついーとしたら、すぐRTが入りました。
12時までにかなりRTが入ったので情報の正確性を高めるために全文を打ち直したくらいです。
報道発表が何時だったか知りませんが、もしかしたら発表前に「国民参加型ネット審議会」の存在を知った人は多いかもしれません?いつもながらtwitterの情報伝播力恐るべし!

さて本題です。
本分科会は6月の成長戦略への具体案盛り込みのために開催されています。その内容を一般に公開し、配布資料も共有して、有識者の方々に加え、一般にも広く意見を募集しようという日本初の実践的オープンガバメントへの試みです。
今回の分科会開催に先立ち、オープン経済産業省公式Twitterアカウントは一般に向けてその公開及び傍聴参加募集を行うと同時に、会議内容に関するtwitterでの積極的発言を呼びかけています。
正直ここまで本格的に一般に意見募集を開始するとは思いませんでした。
なお本分科会は、次回からインターネット中継もあるとの事です。(未確認情報。)

会議資料内容については私見ですが、経済産業省らしく今後の日本の経済成長(GDP)に焦点を当て、国内外日本のあらゆる産業分野の経済成長にIT技術をいかに活用すべきであるかの戦略立案及び具体策立案をその目的としています。問題提起は多岐にわたる現状の問題点や課題を列挙する形を取っており全体内容の俯瞰的理解はなかなか大変ですが、各項目は具体的な数値や他国との比較を用い問題点が明確化されており、知識がある程度あれば理解しやすく思えました。有識者や一般参加者は全部の項目に答える必要は無く、自分の専門分野の項目、興味がある項目、アイデアがある項目、要望のある項目に対して具体的意見や要望を述べれば良いのだと思います。

■あなたのアイディアをこれからのIT政策へ〜日本初、国民参加型のネット審議会を開設します!〜
http://www.meti.go.jp/press/20100216003/20100216003.html
経済産業省は早速報道発表を行いました。

■ネットで政策アイディアを募集します!〜あなたのアイディアをこれからのIT政策へ〜
http://www.meti.go.jp/topic/data/100216ideabox.html
同時に募集サイトをオープン、事前一般ユーザ登録者の事前登録募集を開始しています。
このサイトに分科会スケジュールや今回の配布資料があります。

■ オープンガバメントギャラリー
http://www.meti.go.jp/policy/it_policy/e-meti/opengovgallery.html
オープンガバメントギャラリー
(一般市民が見たり、聴いたり、参加したり出来るオープンガバメントのおまとめポータルサイト)を紹介しています。
このサイトには、他の省庁や自治体のサイト紹介も掲載されています。

経済産業省オープンガバメント推進サイト
http://www.meti.go.jp/policy/it_policy/e-meti/opengov.html
経済産業省の今回のある意味突出した動きに総務省文部科学省などの府省、地方自治体がどう反応するか?今後の動きが注目されます。
こんな懸念に対してでしょうか、経済産業省は自ら地方自治体や府省庁に意見の呼びかけをTwitterで開始しています。
「オープン経済産業省」公式Twitterアカウント:@openmeti
経済産業省公認ハッシュタグ:#openmeti

呼びかけ内容:
府省・自治体の方はご連絡ください!
http://www.meti.go.jp/policy/it_policy/e-meti/opengov.html

既に総務省やいくつかの自治体は反応している模様です。

投稿開始は23日です。今後の展開が楽しみですね。