日本上空の日本製の雲


ITにとりわけ興味があるわけじゃあない

TOKYOはもう十分便利になった

もうすこしみんなが情報を共有できて

もうすこしみんなが話したいときに話せれば

もう十分じゃあないかな

すくなくとも僕にとっては


でも、これから世界や日本の産業と社会、その急激な変化を考えるのに

ITを考えないわけにはいかない

ITは、よくもわるくも大きく社会や産業をかえるもの

ITは、よくもわるくも大きく人の生活をかえるものだから



さて、SaaSについてはとくに印象に残っている

2008年12月10日のSaaS Worldで

NTTがNGN推進のためにMicrosoftと提携を発表して

Salesforceともすでに提携していたから

総務省もこれを推進していた

でもそのときにはすでに世界金融危機がやってきていて

日本は不景気の入り口にいた、しぜんに、

「本当に日本は儲かるの?GDPはあがるの?」

と疑問に感じた

ITは本当に難しい、産業を大きく変革させるけれど、

お金が儲かるとは限らない、あらためてそう思った



先週、最近ソーシャルメディア系の勉強会でよく会う

T氏と昼食を食べた

T氏は政治家さんのTwitterまとめサイトとか、社長さんのTwitterまとめサイト

作っている人で、今も新しいサイトを作っている、

Webサイトクリエイター・ITを使ったソーシャルメディア 「ing」の人である


「仕事大変そうだけど儲かるの?」


「まさにフリーミアムの実践ですよ。
 こうして無料でやっていると時々仕事をくれる人がいるんです。」


(「でもそんなには儲からないだろうなあ。
  人に役立つことにITをつかいたいんだなあ。ソーシャルメディアのひとだなあ」)

しぜんに彼を尊敬する。



そんな彼にamazonとかのクラウド話をなんとなくしてみる


「いいと思いますよ」


「君のような人には無くてはならないものだし、これから多くの人に必要だとも思うけど、
 クラウドを使うお金がみんな海外に行っちゃうのはどうかなあ?」


「うーん、なるべく日本のを使おうとは思っているんですけどね」


「日本の上空ぐらいは日本でなんとかしたいなあ、ヨーロッパはみんなで組んでるらしいし」


「中国とかと組めないんですかね?」(笑)


「韓国と可能性はあるって、誰かが言ってたね」(笑)


なんとなく、日本上空には日本製の雲が浮かんでいて欲しい

べつに世界上空には旅に出なくていいから